千歳町小生線(赤堀小生線)の道路改良工事

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都市計画道路・千歳町小生線の道路改良工事が始まっています。

千歳町小生線の概要

3・3・12号 千歳町小生線は、四日市港近くの千歳町から、新正やときわを経て、田園風景も残る小生町(こもちょう)に至る、四日市市を東西に走る都市計画道路です。

計画通り開通しているのは、千歳町から新正二丁目南交差点までと、堀木日永線との交差点から小生町までの前後区間です。前者に臨港通り、後者に松本街道の路線名が付けられています。この間の主に赤堀を通る区間はつながってさえいません。古い住宅街のため道路整備の土地を確保することさえ難しそうな印象です。

四日市市の都市計画道路の紹介~千歳町小生線(臨港通り、松本街道)
四日市都市計画道路・千歳町小生線の紹介です。臨港通り・松本街道という市民にはお馴染みの高規格道路、計画上は同じ路線なんです。四日市港と住宅街が直結する悲願を(ごく一部の)市民は願ってやみません。

道路改良工事区間の写真

堀木日永線との交差点から東に向かって進むと、路線はみるみるうちに幅員が狭くなっていき、歩道も無くなります。しばらく進むと韓国料理店の脇から更地になっています。西側はここから工事が始まるようです。

更地の中には道路改良工事を知らせる看板が立っていました。工期は令和7年3月14日となっています。「千歳町小生線」ではなく「赤堀小生線」となっているのは、都市計画から路線が分断されているので起点を工事区間である赤堀としているのだと思われます。

赤堀山城線との交差点付近では、道路に隣接して砂利がむき出しになっています。以前は舗装されていた気がしますが、路面標示等を施すためにいったん取ったのかもしれません。

工事場所東側の丁字路交差点は対向車とようやくすれ違えるほどの狭さで、赤堀山城線から右折してくる車は信号待ちの直交車とすれ違うのも大変です。これを解消するために車線を広げるのが、この工事の目的かもしれません。ただ、用地がそれほど広くないので、小規模な改良工事にとどまる可能性もあります。

四日市市の都市計画道路の紹介~赤堀山城線(西浦通り)
四日市都市計画道路・赤堀山城線の紹介です。中心市街地・住宅地・田畑・山登り・団地と沿線風景がコロコロ変わるカメレオンのような路線です。

工事入札結果

工事そのものの入札結果は2件見つかりました。2件目は信号機移設工事ということで、道路拡幅に伴い信号機を移設する必要があるようです。

赤堀小生線道路改良工事 2024/09/25-三重県 | エヌ・サーチ
【赤堀小生線道路改良工事 | エヌ・サーチ】 機関:三重県四日市市, 落札会社:片岡興建(有), 入札日:2024/10/09
赤堀小生線道路改良工事に伴う信号機移設工事 2024/11/06-三重県 | エヌ・サーチ
【赤堀小生線道路改良工事に伴う信号機移設工事 | エヌ・サーチ】 機関:三重県四日市市, 落札会社:(株)アサヒ電設, 入札日:2024/11/20

関連案件には改良工事に伴う建物調査等の委託も2022年から複数載っていますので、実は足の長い改良工事ということになります。

将来への期待

この道路改良工事が、千歳町小生線の未開通区間の整備にも関連するのでは?という憶測も抱いてしまいます。現在は交差点付近に残っている民家のある土地を収用していく必要があり、四日市あすなろう鉄道を高架で越える文字通りのハードルもあります。

それでも十数年をかけて整備する価値のある都市計画道路です。開通区間を結ぶ道路は狭く渋滞も発生しやすいですし、見通しが悪いため危険でもあります。住民にとっても工事を我慢してでもメリットの大きい整備になるのではないでしょうか。

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