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都市計画道路・霞ヶ浦羽津山線の道路改良工事が始まっています。
霞ヶ浦羽津山線の概要
3・5・51号 霞ヶ浦羽津山線は、羽津町を起点に、近鉄名古屋線の霞ヶ浦駅すぐ南を通りつつ、三重県道9号や阿倉川西富田線とも交差しながら、羽津山緑地まで至る都市計画道路です。路線自体はほぼ計画通りに開通しており、近鉄名古屋線との立体交差や歩道の整備のみが残っているという状況です。

起点である羽津町交差点は、交通量の多い国道1号と交差しています。右折で国道1号に進入する車が多いものの、1車線しかなく左折・直進車を妨げてしまうことから、長い渋滞が発生しています。
道路改良工事区間の写真
交差点のすぐ西側で、道路拡幅工事が始まっているようです。新しい排水溝を現在よりも内側に作っていることから、歩道もずらし、車道を拡幅する計画とみられます。区間としては短いことから、交差点の右折レーンを新設するのではないでしょうか。元々あった建物は用地確保で更地にしてしまいましたが、排水溝の位置を考えると全てを歩道の用地とはしないのかもしれません。

工事期間は令和7年3月6日までとなっています。ちなみに「霞ヶ浦垂坂線」となっていて、これは市道としての名称です。都市計画の区間よりもさらに先の垂坂地区まで道路が続いているためと考えられます。

なお交差点東側は令和7年1月時点で着工の気配はありませんが、幅の広い用水路がありますので、この上に道路を敷けば十分な用地が確保できそうです。現在の1車線を右折レーンとし、用水路の上に左折・直進レーンを分けることで、交差点西側と同様の改善が図れます。

(追記)上記からほどなくして再び訪れると、交差点西側はすでに整備がひと段落していました。やはり右折レーンの設置だったようです。ちなみに交差点東側はまだ手つかずでした。


工事入札結果
工事そのものの入札結果は2件見つかりました。2件目は信号機移設工事ということで、道路拡幅に伴い信号機を移設する必要があるようです。
整備対象路線
羽津町交差点は、四日市市が令和3年度に発表した「道路整備の方針について」において整備対象路線等に挙げられています。ぜひ早期に改良が完了してほしいですね。
4.道路整備の基本方針
(1) 基本方針及び整備対象路線等
基本方針② 市内中心部への通過交通流入の抑制
・中心市街地を迂回する環状ネットワークの構築や、臨海部の南北交通の分散を図るため、効果の高い路線の整備に取り組みます。
【具体的な対応及び整備対象路線】
3)依然として交通量が多い国道1号および国道23号における混雑交差点等の改良に取り組みます。
◆羽津町交差点(国道1号×霞ヶ浦垂坂線交差点)
◆金場町交差点(国道1号×三重橋垂坂線×県道四日市員弁線交差点)
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