このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。
今回は、9ヶ月という長期の育休取得を決意した理由を紹介します。
二人目の妊娠
妻、長男(当時2歳)、私の三人で暮らしていた我が家ですが、2020年の夏、妻の妊娠がわかりました。二人目です。
そこから、妻はもちろんですが、私も育休の取得について考えはじめました。
私も長男の時に生後1ヶ月から2週間のみ取得していました。
といっても生後1ヶ月って、眠ってばっかりで、特に授乳のない男性には率直に言って暇でした。。。
ミルクとかオムツ替えとか沐浴をたくさん練習してマスターできたのはよかったんですが、仕事している間でも家に帰ってきたら普通にやっていることなので、育休を取得した成果と言うほど、たいそうなことではないんですよね…。
というわけで二人目は生後6ヶ月くらいから1ヶ月は取ろうかな~と軽く考えていたわけです。
妻は「取れれば取るくらいでいいよ~」という感じでした。
しかし住んでいる自治体の保育制度を調べていくと、その計画を見直さざるをえないような重大な問題に直面しました。
いわゆる育休退園です。
育休退園を追い風に育休を長期取得
育休退園とは?
2 人目以降の子どもが生まれて、親が育休を取得すると、保育園に通っていた上の子が退園しなければならないケースのこと。
正式名称ではないのですが、俗に育休退園と呼ばれます。
このようなことが発生する理由は待機児童の問題のようです。
保育園に入れたくても定員オーバーで入れられない家庭がたくさんいるので、少しでもその枠を開放してあげることが狙いで、 端的に言えば「育休中は親が家にいるのだから、上のきょうだいも一緒に家で面倒みればいいでしょ」ということのようです。
ちなみに、母体の保護・回復に専念する期間であるためか、産前・産後休暇中に退園になるケースはおそらく存在しないと思います。
とはいえ母親の産後休暇は8週間であり、生まれた子を生後2ヶ月で保育園に預けて仕事に復帰することを選択する方は日本では極めて少なく、多少なりとも育休を取得する方がほとんどのはずです。
育休退園は自治体によって異なる
育休退園は統一された制度ではありません。下の子が1歳児クラスまで(千葉県柏市)とか上の子が2歳児クラスまで(千葉県松戸市)であれば上の子の継続入所を認めるといったように期間を定めていたり、そもそも導入していなかったり(千葉県流山市)、自治体によってさまざまです。
(引用元が千葉県ばかりなのは気にしないでください)
で、私たちの住む三重県四日市市も、育休退園が存在するんですが…。
具体的には、上の子が2歳児クラスかそれ以下にいる時に下の子が生まれ、親が育休を取得した場合、上の子が保育園から退園しなければならなくなります。
つまり、上の子と下の子の年齢が近い場合に退園となり、家で二人同時に見なければいけないんです。
これって実は非常に重要なことで、同時に面倒を見るという視点では、二人の子の年齢が近いほどだいたい大変になるものだと思っています。
上の子と言っても2歳児だと言うことを聞かないことばかりですしね…。
上で挙げた柏市みたいに生まれて2年くらいは下の子の育児に重きを置けるとか、松戸市みたいにむしろ年齢が近いほうが上の子を保育園に入れられる、というほうが、少なくとも私たち夫婦にはよかったですね。
育休の長期取得を決意
下の子が2021年4月誕生予定、妻の産後休暇がだいたい5月まで。そのあとから妻の育休が始まります。
ただし役所的な手続きの区切りが3ヶ月ごととのことで、我が家の場合は6月末をもって長男が退園を余儀なくされます。
7月からは3歳児が家中を走り回る中で赤ちゃんを見なければいけないなんて…
妻と私の間で、7月から私も長期の育休を取得することで一致しました。
早速、会社への育休の相談を始めることになります。
お住まいの自治体に育休退園はありませんか?
私たちは早い時期から育休退園に気づいたため、期間の計画を立てたり会社へ余裕をもって相談したりと行動に移すことができました。
もし気づくのが出産直前だと、それだけ準備が忙しくなりそうでした。
育休をいつどれだけ取ろうか悩んでいる男性や、そもそも育休を取るつもりもない男性も、お住まいの自治体に育休退園があるか、早めに調べてみてください。
ホームページがわかりにくければ、市役所に電話すると教えてくれるはずです。
そして育休退園がある場合、ぜひ長期の育休を取得されることをおすすめします。
奥様の社会復帰を助けるため、奥様のワンオペ育児を防ぐため、何よりご自身の育児のモチベーションにつなげるため。
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