このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。
今回は育休の期間を決めた理由です。
以前の記事で紹介した通り、長男の育休退園を理由に2021年7月から長期の育休を取得することを決めた私。
原則として生後1年まで育休が取得できますが、さて実際いつまで取ろうかしら?となったわけです。
育休期間の平均は?
世の中の皆さんは一体どれくらい長く育休を取得しているんでしょうか?
公的な統計データとしては、厚生労働省の調査する「雇用均等基本調査」があります。
この中の「事業所調査」で、「取得期間別育児休業後復職者割合」という項目があります。
毎年調査している項目ではないようで、最新は平成30年度のデータになるのですが、見ていきます。
女性の育休は1年前後の長期が多い
女性の育休期間は、「10か月~12か月未満」が最も多く31.3%、次いで「12か月~18か月未満」が29.8%となっています。
この2つの合計ですでに6割を超えているんですね。
おそらく、「1年くらいは取得しよう」「切りの良い次の4月(または次の次の4月)で復帰しよう」のように考えているママが多いのではないでしょうか。
男性の育休は2週間未満の短期が多い
一方、男性の育休期間を見ると、「5日未満」が36.3%でトップ、「5日~2週間未満」が35.1%と続きます。
2週間未満で7割を超えてしまいました。
たとえば出産~退院だけ育休でママをフォロー、というパターンが多そうですね。
育児のメインプレイヤーはママだという意識がどうしても強いのかもしれません。
私が育休の期間を決めた理由
というわけで、はなから数カ月レベルの育休を考えていた私にとっては、男性の育休期間は参考となるデータではありませんでした。
かといって女性と同程度、次の4月まで約9ヶ月というのも、周囲に前例がありませんし、育児休業給付金は6ヶ月目から50%になり金銭的な不安もあることから、尻込みしてしまいました。
結果的には折衷案になりますが、以下2つの理由から、育休を11月7日まで、約4ヶ月とすることに決めました。
理由1:生後6ヶ月までが大変だと思ったため
赤ちゃんって生まれてすぐはミルクとかオムツ替えが頻繁で大変ですが、長男は生後4ヶ月くらいすると手のかからない子になってくれていたんですよね。
ひたすら寝返りの練習していて、ふと見たら寝ているの繰り返し。
あと夜泣きもほとんどしなくなりました(保育園に行ってから復活しましたが)。
なので長めに見て最初の6ヶ月はパパママ育休で乗り切ろうとしたわけです。ただ次男は4月生まれなので、その計算だと10月までになるはずですが…。
理由2:中小企業診断士の二次試験に備えるため
11月7日までとしたのは、中小企業診断士の二次試験筆記試験が2021年11月7日にあるためです。
そんな理由で育休の期間を決めるのか!と各方面から嘆きと叱りを受けそうですね。。。
ただ別の記事でも書きましたが、長期の育休を育児と家事だけとするには惜しい機会だと思うのです。
しかも中小企業診断士の試験勉強や実務補習で得られる知識と経験は、復帰したあと仕事に還元できることが非常に多く、会社側のメリットも大きいはずだと考えました。
私なりに相応の覚悟をもって決めたつもりです。
今の仕事を理由に期間を決めるのは避けましょう
けっこうフワッと期間を決めた私ですが、絶対に避けようと思ったのが、「私が抜けて職場は大変だろうから、今の仕事が忙しい時期になったら復帰しよう」という仕事本位の決め方です。
まずは家庭のことを第一に考えて決めないと、いつか絶対に後悔するだろうと思いました。
そもそも、どうせ数ヶ月休職するなら周囲の負担が増えるのは当たり前、そんなこと考えはじめたら育休なんて取れないわけです。
人を増やすとか仕事のやり方を変えるとか、忙しい時期を乗り切る手段は会社が考えるべきことです。
むしろ自分が育休を取ったことで、会社側が適正な人員配置について考えてくれるようなことがあれば、非常に良いことですね。
まとめ
男性でも育休が取れるように次々と制度が整備されてきて世の中の意識も変わりつつある現代、漠然と「1ヶ月以上の長期休暇を取得しよう」と考える男性は増えているのではないかと思います。
ただ一方で特に明確なゴールがあるわけではない育児、期間についてはあまり深く考えていない方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、私が期間を決めた理由が参考になれば幸いです。
仕事本位ではなく家庭本位ですよ!
しかし今から振り返ると、長男と次男でも発育のスピードとか泣く頻度とか全く違うんだなあ、と思い出しながらこの記事を書きました。次男は生後6ヶ月過ぎても全然楽になりません。。。
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