四日市市の大学構想、「校舎はJR駅と一体」は本当?

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JR四日市駅周辺の大学設置構想にて、校舎と駅舎を一体化で整備するとの報道がありました。本当でしょうか?

大学構想の概要

大学設置構想の概要は過去の記事にてどうぞ。近鉄四日市駅に商業・産業の中心を取られて元気のないJR四日市駅の駅前に大学が設置できれば、周辺を活性化できる、またとない計画となるでしょう。

四日市市がJR四日市駅周辺に大学誘致を構想中
JR四日市駅の近くに大学を誘致する計画があるそうです。現時点の報道でわかっていることをまとめてみました。

設置形態に関する報道

四日市市は大学構想策定委員会を定期的に開催しています。第4回は2023年12月15日に開催されました。

開催からまもなくして、委員会の議事に関するいくつかの報道が出ました。ほとんどは、JR四日市駅の駅前に設置されるという、以前から知られた内容にとどまりました。

そんな中、中日新聞からは少し踏み込んだ内容の報道がありました。

大学校舎はJR駅と一体!四日市市が構想素案示す 中心街全体をキャンパスに:中日新聞Web
四日市市は、JR四日市駅周辺に設置を検討する大学構想で、理、工、情報学など理系分野を中心に学部と大学院を設け、校舎は駅舎との一体化を想...

四日市市は、JR四日市駅周辺に設置を検討する大学構想で、理、工、情報学など理系分野を中心に学部と大学院を設け、校舎は駅舎との一体化を想定するとした素案を示した。構想は来年3月に決定し、市はその後に基本計画の策定に入る。

大学校舎はJR駅と一体!四日市市が構想素案示す 中心街全体をキャンパスに ー 中日新聞

なんと、校舎は駅舎と一体化、つまり同じ建物ということです。本当であれば、全国的にも類を見ない整備形態になります。JR四日市駅の駅舎は非常に古く、耐震性に問題があるとも言われていますので、大学設置による活性化で鉄道の利用者数も増加すれば、単なる建て替えには及び腰のJR東海にとってもメリットはあるでしょう。

構想策定委員会議事録の内容

その後2月になってようやく、委員会第4回の議事録が公開されました。その中で校舎の建て方、駅舎との関係を探しましたが、見つけられませんでした。

関連する記載としては以下を見つけました。駅前に校舎を建てることは確実ですが、駅舎と一体とまでは読み取れません。

(3)校地校舎・設置形態等について 校舎について、通常求められる機能を充実させることに加え、各種連携を行う。具 体的には複数大学、高専、企業との研究等を JR 四日市駅前の同一の建物にて行うこと により相乗効果が見込まれる。

第4回四日市市大学構想策定委員会議事録(要旨) (8MB :PDF)

さて、本当に駅舎との一体整備となるのでしょうか?答え合わせは2024年3月の構想決定にて。

ちなみに、線路で分断された東西を跨ぐ自由通路の整備も予定されていますが、こちらはJR四日市駅を橋上駅舎として一体整備する計画だったりします。

JR四日市駅を越える自由通路の整備目標が判明
JR四日市駅周辺で計画されている自由通路について、整備目標が判明しました。

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