都市計画道路・三重橋垂坂線の計画変更

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現在暮らしている三重県四日市市や周辺の気になる情報も、ときどき発信していきます。

都市計画道路・三重橋垂坂線の計画が変更されました。
縦覧期間中に資料を確認してきました。

三重橋垂坂線の概要

  • 名称:3・5・52号 三重橋垂坂線
  • 起点:大字羽津古新田
  • 経由:羽津山町
  • 終点:大字羽津甲
  • 全長:約3,100m

いわゆる「山手通り」です。

特にマックスバリュ阿倉川店〜山手中学校〜羽津医療センター〜BOOKOFF四日市阿倉川店〜ウイング金場店の区間は交通量が多く、歩道も両側に整備されているので利用しやすい道です。

四日市市の都市計画道路の紹介〜三重橋垂坂線(山手通り)
四日市都市計画道路・三重橋垂坂線の紹介です。計画上は4本の南北主要路線と接続する重要な東西路線であり、沿線風景も海側の工業地帯から山側の住宅街までバリエーションに富んでいます。

都市計画変更区間

ウイング金場店からさらに東に進むと海蔵川に架かる新開橋にたどり着きます。
現在はこの新開橋まで整備されており、ほぼ全ての車が新開橋を渡って高浜昌栄線に通り抜けます。
(三滝公園やJR四日市駅前を通る道です)

都市計画ではここからさらに東、JR関西線と交差して国道23号までつながる計画となっていますが、
この部分で変更がありました。

都市計画変更内容

変更の理由

縦覧資料の【理由書】からの抜粋です。

近年、本市では、南海トラフを震源とした巨大地震の発生が危惧されており、臨海部の地盤高が低い地域では津波による被害が想定されている。このような中、三重橋垂坂線は、臨海部の産業集積地と内陸部のアクセスを確保する路線であり、本市の国土強靭化の観点から、臨海部から内陸部への避難路としての機能を確保する必要が生じている。

縦覧資料【理由書】より

JR関西本線との交差

  • 変更前:道路が鉄道のを通る立体交差
  • 変更後:道路が鉄道のを通る立体交差

JR関西線の下をくぐる形から、陸橋で越える形になったようです。

現在は用水路が下をくぐっている

写真中央が国道23号側から見た交差部。特に道路がくぐるためのスペースは準備されていませんでした。変更後は写真右側から越える形になります。

国道23号との接続

  • 変更前:立体交差
  • 変更後:平面交差

インターチェンジのように出入りする形から、横にくっつくような形になったようです。
さすがに上下線両方に接続できるようにするはずなので、信号のある交差点にすると思います。
国道23号の渋滞が少し心配ですが、前後の信号までは距離もあるので大丈夫かもしれません。

計画変更区間の平面図

オレンジが変更前、赤が変更後です。

縦覧資料にあった平面図

羽津ポンプ場を避けるように、北側に移動する形で変更されています。
国道23号と立体交差すると、霞ヶ浦緑地にも影響しそうなので、それも避けたかもしれませんね。

実現の可能性は?

少し前ですが2021年5月に四日市市が公表した道路整備の方針(令和3年度〜)において、三重橋垂坂線の上記区間は「基本方針②市内中心部への通過交通流入の抑制」に以下の通り明記されています。
混雑の激しい国道1号や国道23号から、並行する高浜昌栄線にいくらか分散させる狙いということのようです。

国道1号及び国道23号の交通量分散により、南北交通の円滑化を図る並行路線の整備に取り組みます。

◆三重橋垂坂線(高浜昌栄線~国道23号)

道路整備の方針について(令和3年度~)

事業化まではまだまだ時間がかかると思いますが、小さな一歩です。

※2022/05/28更新

都市計画審議会にて、原案の通り可決されました。添付資料に詳細が載っています。ちなみに2月の縦覧3名のうちの1人が私です。

第60回四日市市都市計画審議会の概要 | 四日市市役所

※2022/06/02更新

「四日市公開型GIS」の都市計画図でも、計画変更後の経路に変更されていました。

出典:「四日市公開型GIS」都市計画図
四日市公開型GIS | トップ
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