四日市市の都市計画道路の紹介〜午起末永線(橋北通り)

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現在暮らしている三重県四日市市や周辺の気になる情報も、ときどき発信していきます。

今回は四日市都市計画道路・午起末永線の紹介です。

概要

  • 名称:3・3・8号 午起末永線
  • 車線数:2

愛称は「橋北通り」です。海蔵川と三滝川に囲まれた橋北地区を、東西方向の全域にわたって走る(現時点で)唯一の都市計画道路です。

沿線の見どころ

国道23号との午起交差点が起点です。歩道が無い区間が少し続きますが、JR関西線と踏切で交差した先では両側に歩道が整備されています。南側にあるのが三滝公園で、中心部から近いにも関わらずテニスコートや武道館を備えた大きな公園です。遊具もありますし、JR関西線を眺められるので電車が好きな子どもにはたまりません。

三滝公園の向かい側には菜の花が植えられている

三滝公園からJR関西線のアンダーパスを歩いてすぐのところには橋北子育て支援センターぽっぽがあり、遊具やおもちゃが充実しています。特に幼稚園にまだ入れないような低年齢児が遊べる貴重な施設となっています。

橋北子育て支援センターの遊び場

三滝公園を過ぎると、高浜昌栄線と交差します。国道1号は混雑するので、ここで曲がって高浜昌栄線で南北移動する車も多いです。交差点を過ぎた先の区間は、商業施設がコンビニくらいしかない住宅街なんですが、そのぶん地元住民の取り組みで歩道の植え込みに花などが植えられていて素敵な雰囲気です。やがて金場新正線(三滝通り)と交差します。

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その後も引き続き住宅街の中を進んでいき、東海道、そして国道1号と交差します。

国道1号を過ぎた後の北側、陶栄町は萬古焼という陶器の生産で有名で、ばんこの里会館という陶器の博物館をはじめとして、多くの製陶所があります。例年5月に開催される萬古まつりでは、橋北通りを車両通行禁止として、沿道に陶器や食べ物の屋台が出店して大変にぎわいます。また、橋北通りの南側に近鉄名古屋線の川原町駅がありますが、その副名称は「萬古焼の郷」です。近鉄名古屋線の高架をくぐると、赤堀山城線(西浦通り)と交差します。

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ここまで来ると北側には海蔵川が迫ってきています。その海蔵川に沿うようにカーブしながら住宅街を抜けていくと、国道365号との交差点で終点を迎えます。

ランニング・サイクリングの走りやすさ

起点の国道23号との午起交差点は右折車線が付加されているうえ信号待ちが長く、車列の脇を抜けていくのは少し怖いです。そこからJR関西線の踏切までは歩道が無い区間が続きます。

一方、踏切を越えた三滝公園の前から南側に歩道が出現します。高浜昌栄線との交差点以西は、北側にも歩道が出現します。ほとんどの区間が2車線で幅員22mもあるので歩道はかなり広く走りやすいです。加えて路肩には自転車通行指導帯が整備されており、サイクリングにもストレスがありません。距離が短いので使う機会はなかなか限られるのですが、満足に走れる路線です。

今後の展望

立体交差

近鉄名古屋線とは立体交差となりましたが、JR関西線は踏切での平面交差となっています。都市計画上は午起末永線がJR関西線の上を越える立体交差となっており、今後の整備が期待されるのですが、

三重橋垂坂線(山手通り)の整備予定区間もJR関西線と立体交差したうえで国道23号に接続となりますので、こちらが完成すると機能として間に合ってしまうと思われます。

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したがって、これからも午起末永線の踏切は残り続けると推定しています。

歩道の整備

歩道の整備は立体交差化よりはハードルが低いでしょう。といっても将来の歩道にあたる土地には沿道の建物がしっかり建っており、用地の確保は簡単には行かないはずです。歩行者や自転車が多く通る路線でもないので、整備の優先度は低いと言わざるをえません。

なぜか三滝公園の向かい側だけは側道として暫定整備されており用地確保の心配はありませんが、かといってこの区間だけ歩道にする意味もありませんので、しばらくこのままでしょう。

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