都市計画道路・北勢バイパス(鈴鹿四日市道路)の計画変更

暮らし

現在暮らしている三重県四日市市や周辺の気になる情報も、ときどき発信していきます。

都市計画道路の北勢バイパスで計画の変更が予定されているようです。鈴鹿四日市道路とカッコ書きがされていますが、どのような内容なのでしょうか?

現在の路線状況と都市計画の概要

北勢バイパスの概要

四日市市は石油化学をはじめとする製造業が多く存在する工業都市ですが、原料や製品を輸送する道路網には大きな課題があります。市内を南北に貫く路線は多くなく、特に大型車も余裕をもって通れるのは、山側から東名阪自動車道、国道1号、国道23号の3本くらいです。

東名阪はかなり山側を走っているため、市街地から市街地への移動には適しておらず、また有料です。国道1号は中心市街地周辺を除いては2車線区間となっており貧弱です。よって最も海側にあり工業地帯に近くかつ4車線の国道23号に車が集中し、結果としてここも激しい渋滞が生じています。

そんな激しい渋滞の緩和という課題を解決させることを期待されているのが、北勢バイパスです。お隣の川越町・朝日町で国道1号から分岐、四日市市内は概して西南西に進んでいきます。大矢知町や垂坂町を経由し、令和5年現在は山之一色町まで開通しています。現時点では2車線ですが計画では4車線であり、既存の道路とも立体交差がいくつか設けられている高規格路線です。

今後の予定では、山之一色町から2本のトンネルをくぐりながら南に進路を変え、曽井町で国道477号バイパスに接続するまでの区間が、令和6年度開通目標で工事中です。

国道477号バイパスからはさらに南下し、鈴鹿市との市境に近い采女町で国道1号に接続して終点となります。

国道1号北勢バイパス|事業紹介|国土交通省 中部地方整備局 北勢国道事務所
「国道1号北勢バイパス」国土交通省 中部地方整備局 北勢国道事務所

鈴鹿四日市道路の概要

さて采女町までたどり着いた北勢バイパスですが、これより南の鈴鹿市ではやや離れた稲生町から中勢バイパスという別の高規格路線が開通済みで、南の津市・松阪市まで伸びています。この北勢バイパスと中勢バイパスの間の空白区間をつなぐ路線が、鈴鹿四日市道路です。

北勢バイパスが終点まで開通していないので鈴鹿四日市道路も着工すらしていないのですが、いずれは中勢バイパスと一体となった路線を形成するために必要な道路です。

ただし、北勢バイパスが国道1号に接続してから南側すぐに鈴鹿市に入るので、鈴鹿四日市道路が四日市市を通る区間はごくわずかです。

国道23号鈴鹿四日市道路:三重河川国道事務所 国土交通省中部地方整備局
河川事業 事業紹介

都市計画道路の変更とは?

そんな鈴鹿四日市道路ですが、タイトルの通り都市計画道路の変更が予定されているようです。縦覧の案内が広報よっかいち令和5年5月下旬号に掲載されていました。

前項の通り、鈴鹿四日市道路が四日市市を通る区間はごくわずかであり、その区間での変更ということであれば、小規模なものなのではないかと思われます。縦覧の内容は追って説明会という形で今後、情報公開されるはずですので、気にしておきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました