このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。
今回は、令和3年7月~8月にかけて行った、1次試験7科目・過去問3周目(一部4周目)の得点を振り返ります。
2周目の得点は以下の記事からどうぞ。
スケジュール
1次試験の過去問演習は、平成28年度から令和2年度まで計5回分を対象としました。3周目の日付は以下の表の通りです。
科目 | R2 | R1 | H30 | H29 | H28 |
経済学・経済政策 | 8/2 | 8/5 | 8/9 | 8/14 | – |
財務・会計 | 8/2 | 8/5 | 8/9 | 8/17 | – |
企業経営理論 | 7/31 | 8/3 | 8/8 | 8/12 | 8/17 |
運営管理 | 8/1 | 8/4 | 8/9 | 8/15 | – |
経営法務 | 7/21 8/10 | 7/25 8/13 | 7/30 8/16 | 8/3 | 8/4 |
経営情報システム | 7/30 | 8/4 | 8/6 | 8/13 | – |
中小企業経営・中小企業政策 | 7/23 8/16 | 7/28 | 8/2 | 8/5 | 8/7 |
令和3年度の1次試験は8/21と8/22だったので、おおむね1次試験の1ヶ月前から直前までです。育休中であったため、平日休日関係なく毎日1~3科目は解いていました。
得意科目として確立した「経済学・経済政策」「財務・会計」、得点源と言えないまでも2周目ではある程度得点が取れていた「運営管理」「経営情報システム」については、優先度を下げて3周目の途中で終わっています。代わりに、2周目でも赤点続出で苦手意識の強い「経営法務」「中小企業経営・中小企業政策」は、一部4周目に突入しています。
また、ところどころ抜けている日付がありますが、合わせてローテーションに組み入れていた1次公開模試の解き直しの日付にあたります。
得点
つづいて各得点も見ていきましょう。赤字が合格基準60点以下、赤のアンダーラインが2周目よりも点数の下がった科目です。
科目 | R2 | R1 | H30 | H29 | H28 |
経済学・経済政策 | 76 | 88 | 80 | 96 | – |
財務・会計 | 84 | 84 | 80 | 84 | – |
企業経営理論 | 83 | 81 | 77 | 85 | 79 |
運営管理 | 82 | 94 | 89 | 87 | – |
経営法務 | 64 88 | 64 88 | 64 96 | 80 | 75 |
経営情報システム | 76 | 80 | 84 | 88 | – |
中小企業経営・中小企業政策 | 79 75 | 69 | 54 | 62 | 76 |
2周目よりもさらに得点が伸びました。「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営情報システム」の5科目は、得点自体も8割近くかそれ以上と高く、過去問と同じ論点は知識として根付いてきたと言えます。
一方で「経営法務」はどうしても知識の定着が難しく、3周目も最初のほうは合格基準ぎりぎり。なんとか4周目を追加して詰め込みました。
「中小企業経営・中小企業政策」については、政策パートは着実に得点を伸ばしたものの、過去問の白書パートを解く意義が最後まで見いだせませんでした(そしてこれは正しかったと今でも思います)。白書パートは1次公開模試の解き直しで代用しました。
結論
1次試験のように勉強量でカバーできる試験は、いかに本試験直前期に追い込めるかで合格基準に乗せられるかが決まってきます。仮に1ヶ月前の過去問演習で合格基準に乗っていなければ黄色信号が点灯していますので、どうか時間を割ける限り割いて追い込んでください。
高得点は取れたけど、過去問を回しすぎて問題を暗記しちゃっただけじゃないの、ですって?おめでとうございます、そんなあなたは少なくとも過去問と同じ論点は本試験でも得点できる可能性が高いでしょう。少し形式が変わったくらいでは、同じ論点であればそれほど外さないものですよ。
そして何より、1次試験の直前までいくら勉強してもやりすぎではない、ということをお伝えしたいです。難化という不確実性に対処するためには、直前の学習が、知識の定着そのものだけでなく精神的な不安の緩和にも効果的です。
それでは、本試験がんばってください。
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