中小企業診断士・1次試験・過去問2周目の得点を公開

中小企業診断士

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は、令和3年4月~7月にかけて行った、1次試験7科目・過去問2周目の得点を振り返ります。

令和3年1月~4月にかけて行った、過去問1周目の得点については、以下の記事をどうぞ。

中小企業診断士・1次試験・過去問1周目の得点を公開
本試験の4~6ヶ月前に解いた、1次試験7科目・過去問1周目の得点を振り返ります。1周目がほとんど赤点でも最後は合格できます。設問に慣れる段階と思って割り切りましょう。

スケジュール

1次試験の過去問演習2周目の日付は以下の表の通りです。おおむね1次試験の1.5~4ヶ月前です。ゴールデンウィーク前後から2周目に入り、平成30年度までは会社が休みの土日にほぼ絞って解いていました。ただ6月21日からは育児休職に入ったため、解くペースがほぼ毎日に加速しました。

いちおう「経済学・経済政策」が得意とか「経営法務」が苦手とか自分の傾向は把握しつつあったのですが、どういうわけか全科目を横並びで解いていくことにこだわりを持っていた私でした。

科目R2R1H30H29H28
経済学・経済政策4/295/45/306/227/3
財務・会計4/255/56/66/277/3
企業経営理論4/245/85/296/217/2
運営管理5/15/126/56/237/4
経営法務5/25/166/126/227/1
経営情報システム4/295/86/126/247/1
中小企業経営・中小企業政策5/35/156/136/257/6

なお、2周目の途中である5/21~5/23にTACの1次公開模試を自宅で受験しました。そちらの点数などは以下の記事をどうぞ。

中小企業診断士・1次試験模試で高得点を取るよりも大切なこと&本試験3ヶ月前の得点を公開
今回は、中小企業診断士・1次試験の模試が本試験に向けてどう役立ったかを、私の体験から得点とともに紹介します。ここで高得点を取って満足するより、むしろ足切りに遭うほど打ちのめされたことで、1次試験の合格にはプラスに働きました。

得点

それでは次に、各得点をまとめて見てみましょう。赤字が合格基準60点以下、赤のアンダーラインが1周目よりも点数の下がった科目、その他はすべて点数が1周目と同じか上がっています。

科目R2R1H30H29H28
経済学・経済政策6080887680
財務・会計8076686868
企業経営理論7078727368
運営管理8274847669
経営法務4852566060
経営情報システム8076688068
中小企業経営・中小企業政策6239555355

2周目だけあって全体的に点数が伸びています。「経済学・経済政策」「財務・会計」では70点前後もしくはそれ以上が安定して取れるようになってきました。5月の模試で70点を超えられたのも自信になりました。

一方、「企業経営理論」や「運営管理」、「経営情報システム」も7割前後まで得点が上がってきていますが、実際の知識の底上げは過去問の範囲にとどまっていたと今からでは振り返ります。その証拠に、2周目の途中で受験した模試の点数は奮わないものでした。それに加えて「企業経営理論」は科目特有の難解な文章に初見では慣れずついていけないという事実が、模試で足切りに遭ったことからも突きつけられました。

そして、どうしても暗記が進まない苦手科目の「経営法務」はなかなか合格基準を上回ることができていません。「中小企業経営・中小企業政策」は、「中小企業経営」パートの出題範囲が毎年すべて入れ替わるため過去問演習の意味をほとんど成さないことから解く本気度が上がらず、合格基準を超すこともほとんどできませんでした(あまり気にしていませんでしたが)。

2周目を終えて各科目の対応

「経済学・経済政策」「財務・会計」については得意科目として確立した感を持ったので、新たなインプットやアウトプットはせず、以降は過去問3周目と模試の解き直しだけ実施しました。

「運営管理」「経営情報システム」も苦手科目でない感覚は持てたので、他の科目に時間を割くため新たなインプットやアウトプットはやはり行わないこととしました。その代わりさらなる知識の底上げとして、模試の解き直しを最も重視することにしました。

模試で足切りとなった「企業経営理論」は、難解な文章から誤答と正答を正確に分類するプロセスの確立と慣れが必要と判断し、それまで以上にプロセスを意識して過去問3周目および模試の解き直しに挑むことにしました。

「経営法務」は単純に知識不足だったので、インプットは継続しつつ(といってもテキストは買わないままですが)、過去問を直前まで回し続けました。

「中小企業経営・中小企業政策」については、過去問は「中小企業政策」パートのアウトプットにとどめ、参考問題ばかりだった「中小企業経営」パートのアウトプットとしての活用は諦めました。王道ですが白書によるインプットを主体とし(これが個人的に苦痛でした…)、模試の解き直しをアウトプットとして利用しました。

結論

一度は解いたことのある問題でも、ある程度期間が空いていれば適度に忘れているため、過去問演習を繰り返す価値は確実にあります。ただ高得点が取れたとしても、知識が過去問の範囲にとどまっているだけ、という可能性もあるので注意が必要です。

確かなこととしては、2周目でも点数が低い科目は苦手である可能性が高いので、その後の学習の比重を大きくしたほうがよいです。そしてそのためにも、過去問2周目は早めに終えたほうがよいです。私のように育休を活用するレアケースでないかぎり、本試験の2ヶ月前には終えておきたいところですね。

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