このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。
今回は、令和3年1月~4月にかけて行った、1次試験7科目・過去問1周目の得点を振り返ります。
令和3年4月~7月にかけて行った、過去問2周目の得点については、以下の記事をどうぞ。
スケジュール
1次試験の過去問演習1周目の日付は以下の表の通りです。過去問は本試験と同じく時間を測って解いたのですが、1月~4月はまだ育休ではなく仕事しながらだったこともあり、平日は手をつける気にならず、ほとんど土日に解いていました。
おおまかに1次試験1日目の4科目と2日目の3科目で分かれていますが、1日目の4科目は着手が早く前年11月には問題集を4周まで終えていた一方、2日目の3科目は遅れて1月から学習を開始していたためです。ただ徐々に歩調を合わせ、平成30年度からは同年度の7科目を横並びで終えてから次の年度に移るようにしました。
科目 | R2 | R1 | H30 | H29 | H28 |
経済学・経済政策 | 1/16 | 1/26 | 2/7 | 3/20 | 4/3 |
財務・会計 | 1/24 | 1/30 | 2/20 | 3/20 | 4/3 |
企業経営理論 | 1/21 | 1/27 | 2/11 | 3/14 | 4/4 |
運営管理 | 1/17 | 1/23 | 2/6 | 3/6 | 4/1 |
経営法務 | 1/31 | 2/14 | 3/13 | 3/27 | 4/11 |
経営情報システム | 2/13 | 2/23 | 3/7 | 3/21 | 4/10 |
中小企業経営・中小企業政策 | 2/28 | 3/7 | 3/13 | 3/28 | 4/18 |
なおTACの過去問題集(2021年度版)を使用しながら演習しました。以下は例として「企業経営理論」のものです(2022年度版ですが)。
得点
それでは次に、各得点をまとめて見てみましょう。
科目 | R2 | R1 | H30 | H29 | H28 |
経済学・経済政策 | 68 | 68 | 76 | 60 | 56 |
財務・会計 | 52 | 64 | 64 | 48 | 76 |
企業経営理論 | 52 | 54 | 51 | 45 | 65 |
運営管理 | 56 | 71 | 70 | 60 | 57 |
経営法務 | 40 | 56 | 44 | 44 | 45 |
経営情報システム | 80 | 56 | 56 | 64 | 68 |
中小企業経営・中小企業政策 | 49 | 46 | 42 | 41 | 59 |
1周目だけあって、科目合格基準未達が多いですね。
比較的まともなのが、他の科目より半年多く勉強した「経済学・経済政策」と製造業にはなじみが深い「運営管理」、パソコン関係で少し知識を持っていた「経営情報システム」くらいです。
「経営法務」は一生の苦手科目に認定したくらいだし、「中小企業経営・中小企業政策」も中小企業経営パートが試験当時のデータであまり意味がないという言い訳が使えるのですが、
「企業経営理論」はほぼ安定して科目合格基準以下です。中小企業診断士を目指す者としてどうなんだという感じですが、選択肢の難解な表現の読解に苦労したようです。
そして「財務・会計」もパッとしませんね。日商簿記検定1級に合格しているし得意科目です、なんてどの口が言うのでしょうか。1周目は設問の形式に慣れるので精一杯だったということでしょう。
1周目を終えて各科目の対応
1周目をふまえ、過去問題集の選択肢に書いていることがわからないとか、解説を見ても正答の理由がよくわからないという問題が比較的多かった「経営法務」「中小企業経営・中小企業政策」は、もう一度インプットと問題集に戻って理解を深めました。「中小企業経営」パートは出題範囲が毎年度変わり、過去問があてにならないというのも理由ですが。
正答や誤答の理由がほぼ納得できた残りの5科目については、そのまま過去問演習のみ続けました。納得できている時点で、理解は合格レベルだろうと判断したためです。
結論
受験生の皆さん、合格者も1周目は合格基準未達の科目だらけです!安心してください!
自らの名誉のためにも繰り返しますが、1周目は設問に慣れるのが主目的なので、点数にはとらわれないでください。本試験で合格基準に達すればよいんです。そのためにも、ブレずに過去問演習を続けましょう。
ただ2周目で少し自信を取り戻すまでは、私も「科目合格できればいい」とか弱音を吐いていたなあ…。そういう迷いに負けず継続できる精神が大事ですね。
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