1次試験前日・当日の動き方~事前準備と体調管理は確実に

中小企業診断士

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は、1次試験前日・当日に私が心がけたことや気づいたことを体験談として紹介します。

持ち物

持ち物は以下の通りです。

  • 受験票
  • 筆記用具(シャープペンシル2本・消しゴム2個)
  • ポケットブック1日目
  • ポケットブック2日目
  • お弁当
  • 水筒
  • カーディガン;体感温度調節用
  • 予備のメガネ
  • 予備のマスク

受験票と筆記用具以外には体感温度調節用の上着が非常に重要です。

参考書はあまり多く持っていくと疲れてしまうので、TACのポケットブックだけにしました。TACのスピードテキストを使っている人には使いやすいと思います。

前日

前日は次の日の科目だけに集中します。苦手な知識や公式を短期記憶に入れていきます。持ち物も前日のうちにチェック。

また昼ごはんは時間とお金の節約のため、前日にご飯とおかずを弁当箱に詰めておきます。冷蔵庫で一晩冷やしましたが、真夏なのでお弁当が傷むのを防ぐためです。

前日は早めに寝て、8時間は布団の中に入るようにしました。試験には睡眠不足が一番の大敵です。

当日

会場までの移動

朝ごはんと洗濯を済ませたあと子どもたちを妻に託して、自宅を電車で出発。名古屋駅であおなみ線に乗り換えます。もともと輸送力が大きくない路線なので車内は受験生でいっぱい。なぜか恥じらいを感じて参考書を開かずに車窓を眺めていると、終点の金城ふ頭駅に到着。リニア鉄道館やレゴランドなどレジャー施設も近隣に多いのですが、皆さんゾロゾロとポートメッセなごやに向かいます。

第一科目の開始時間の30分ちょっと前に会場に到着。コロナ禍のため入口の検温という第ゼロ科目が追加されていますが、突破して中に入ります。ほとんどの受験生がこの時間には着いている印象でした。

試験開始前

まずは自分の座席に着いたあと水筒のお茶をゴクリ。炎天下を歩いてきたので熱中症に気をつけます。次にトイレの場所を確認。受験生は女性よりも男性が圧倒的に多いので、男子トイレには行列ができます。

座席にいるときはポケットブックで基礎知識だけでも復習します。周りを見渡すとファイナルペーパーなるものを広げる方も多いですが、焦らず自分のやり方を貫きます。やがて試験監督の方々が部屋に入ってきますが、説明が始まるまでは参考書は開いていてかまいません。

始まったら持ち物など最終チェックします。(試験監督に確認はしていませんが)出してよい持ち物に替芯は含まれていないので、前もってシャープペンシルに入れておきます。説明が終わると余裕時間が数分ありますが、あの沈黙で緊張感が高まりますね。ついに試験開始。

休み時間

終わったらその科目のことは一切忘れます

試験中はずっと座りっぱなしなので、休み時間は立って背中を伸ばします。ずっと立ちながらポケットブックを読んでいたのが私でした。

試験中に寒さや暑さを感じていた場合は、忘れずに服装を調整します。半袖Tシャツの私は第一科目でかなり寒かったので、第二科目以降はカーディガンを着ました。持ってきて大正解。

また男子トイレの行列は終了直後が最も長くなりますが、次の試験開始の直前に行くのも心許ないので、休み時間の中ほどに行くようにしました。私はトイレに行きたくなると集中力が大きく落ちる性質があるため、あまり差し迫っていない場合でも、毎回の休み時間ごとに行くようにしました。

私は同じ会場に受けに来ている知り合いはいませんでしたが、もしいたとしても休み時間には会話はしなかったでしょう。試験の感想を交わすのは試験後で十分なはずです。

お昼休み

普通の休み時間は40分で長く感じますが、お昼休みは食事込みで60分なのであっという間です。時間も12時30分からとお昼時まっただ中なので、飲食店は混むと思います。昼ごはんは事前に用意が必要です。

私は空腹が苦手な一方、満腹になっても集中力が切れない自信があったので、お弁当はご飯1合のがっつり一人前です。前述の通り冷えた状態で持ってきており、空調も効いているためお昼になってもまだ冷たかったです。温かいほうがおいしいはずですが、背に腹は代えられぬ。

立って体をほぐす、ポケットブックを読む、トイレに行く、という行動は休み時間と同様です。

試験後(1日目)

とりあえず四科目が終わってほっとしますが、翌日も試験があるので早々に電車で自宅に帰ります。ここでは2日目のポケットブックに持ち替えます。なお最終科目を受けた全ての受験生が同じ時間に帰路につくため、行きとは比べ物にならないほど帰りは混雑します。

家での過ごし方は、前日夜と同じです。2日目の科目で、いつまでも覚えられない項目は、最後の手段で前日に詰め込みます。とはいえポケットブックにも載っているような基礎論点だけにして、脳への過大な負担を防ぎます。

お弁当も同じく前日のうちに詰めて冷やしておきます。目を通しきれていない項目もありますが、明日の電車で見ればいいやと思い、眠くなったらさっさと就寝。

試験後(2日目)

全てが終わりました!試験直後の爽快感・解放感のために試験を受けに来たといっても過言ではありません。知り合いもおらず打ち上げなどはしませんが、軽やかな足取りで帰路につきます。

この日ばかりは試験のことを忘れたかったので、予備校の解答速報などは見ずに家で遊んでいました。

翌日

午前の内に解答が診断協会から公表されるので、さっそく自己採点。合格した見込みであることを確認して、午後には最寄りの書店に2次試験の参考書を買いに行きました。後半へ続く。(続かない)

心がけたポイント

前日はしっかり休む

短期記憶に頼るため前日に詰め込もうと思うとつい睡眠時間を削ってしまいがちですが、試験には睡眠不足が一番の大敵です。8時間は床につくようにしました。家族がいるとゆっくり寝るわけにもいかないという方は、ホテルに泊まるというのも手かも。

暑さ・寒さに対応できる服装と持ち物を

真夏に行われる試験なので屋外は暑いですが、試験会場は屋内で空調が効いている可能性が高いので、体感温度の調節ができるよう、一枚羽織るものを持っていきました。結局、1日目の第一科目以外は全てカーディガンを着て快適に受験できました。

休み時間に知り合いとは話し込まない

もし知り合いが同じ会場にいても、試験2日目が終わるまでは話し込まず、挨拶程度にしておいたと思います。いらないことを言って相手に意図せずダメージを与えるかもしれないし、その逆も然り。

昼ごはんは事前に準備して持参

当日のお昼休みは短期記憶に頼れる最後のチャンスなので、昼ごはんをさっさと食べます。コンビニ弁当は保存料がたっぷり入っているので大丈夫かもしれませんが、手製のお弁当だと夏場で腐るのが心配だったので、前日からしっかり冷蔵庫で冷やして持っていきました。

自身の体調をよく把握して管理

人によって体調の崩し方はさまざまです。上記とかぶりますが、「寒さ」「暑さ」「空腹」「満腹」「睡眠不足」「尿意」など、あらゆる要因が試験の集中力を低下させてきます。自身の体調の変動要因を前もって把握しておいたうえで、適切な対応を取ることが大切です。ちなみに私の場合は「寒さ」「空腹」「睡眠不足」「尿意」を避けるように行動していました。

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