令和3年度・中小企業診断士2次試験筆記試験の再現答案~事例Ⅱ

中小企業診断士

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は、私が合格した令和3年度の中小企業診断士2次試験筆記試験のうち、事例Ⅱの答案を紹介します。

事例Ⅱの概要

事例Ⅱ」は2次試験の4科目のうち2番目の科目です。他の3科目と例外なく、試験時間80分の論述問題です。事例Ⅰで出来が良かった人も良くなかった人も、気持ちを切り替えて挑むことが重要です。

試験案内によれば、「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」です。1次試験の「企業経営理論」におけるマーケティング論が主に関わります。「運営管理」も販売や流通が試験範囲に含まれますが、こちらからはほとんど出てきません。

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私の再現答案

それでは私の再現答案です。なお字数制限を1字超えたものもありますが、最後のマスに文字と句点を一緒に入れたためです。協会から明確に公表されているわけではありませんが、認められる表記と考えられています。

問題は診断協会のホームページ、もしくは各出版社の過去問題集からどうぞ。

中小企業診断士試験問題

第1問(配点20点)

S「地元産大豆と良質な軟水を使用した滑らかな豆腐、豆腐丼の好評。」(30字)
W「人的接触に依存した移動販売、自社の受注用サイトがないこと。」(29字)
O「自宅での食事にこだわる顧客の増加、Y社サイトでの売上拡大。」(29字)
T「感染症のまん延に伴い人的接触を控える顧客の増加。」(24字)

そこそこ得点が取れていると思います。

第2問(配点25点)

「自宅での食事にこだわりを持つ主婦層をターゲットに手作り豆腐セットを販売する。地元産大豆と出来立ての豆腐の魅力を情報発信し、さらにY社の米とセット販売して豆腐丼のレシピを公開し、認知度と売上を向上させる。」(101字)

強みに挙げた軟水も入れればよかったかな。あと「ECサイト」を入れ忘れました。

第3問(配点30点)

(a)「定期配送サービスや月替わりごとの季節の変わり豆腐により、高齢者との継続的な関係性を強化する。」(46字)
(b)「置き配完了を電話で知らせるサービス、豆腐を使ったレシピのチラシでの配布により、顧客の愛顧を向上させる。」(51字)

与件文にヒントがたくさんあると勝手に見て、いろいろ散りばめてみました。

第4問(配点25点)

「商店街の和菓子店と連携して、京文化を感じさせる菓子類を共同で開発する。手作り豆腐セットを購入した主婦層にIMのテキストで菓子類の魅力を発信し認知度を高め、移動販売での魅力の訴求で愛顧と売上の向上を図る。」(100字)

序盤にヒントもあり京文化の和菓子は良いアイディアだったと思いますが、人的接触を控える顧客の増加を脅威で挙げておきながら移動販売を提言…。他に思いつきませんでした。もうちょっと「双方向コミュニケーション」を前面に出すべきだったかもしれません。

得点と振り返り

筆記試験を突破した人のもとに協会から届くお手紙には、口述試験の案内しか入っていません。協会に得点の開示を請求すれば、一ヶ月ほど期間はかかりますが科目ごとの得点を返送してくれます。

私が令和3年度の2次試験筆記試験・事例Ⅱで挙げた得点は…

68点

得意科目というわけではなかったものの、試験中・試験後の感触は良く、これは70点きたか!と思ったんですが、実際かなり近い得点で驚きました。具体的な施策だけでなく、効果もうまく伝わるように書ければ点数がさらに伸びたと思われます。とはいえ、私の効果のライブラリーは「売上」「愛顧」「関係性強化」くらいしか持ち合わせていませんでした…。

よろしければ、他の科目も見てくださいね。

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