1次試験のテキスト・問題集は毎年度買い直すべきか?

中小企業診断士

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は、残念ながら1次試験の試験合格(全科目合格)を掴めなかった場合、翌年度版のテキストや問題集を買い直す必要はあるのでしょうか?最新の出題論点を確認できそうですが…。(前フリ)

結論

出題論点の観点では基本的に買い直す必要ないです。ただし「中小企業経営・中小企業政策」を除きます。

理由

1次試験の論点は、2〜3年ではほとんど変わらないです。過去問を直近5年度分ほど解いてみるとわかります。出題論点が毎年コロコロ変わると学習範囲が膨大で、さすがに受験生には厳しすぎますしね。

ただし、「中小企業経営・中小企業政策」だけは、買い直したほうがよいです。経営パートは最新年度の中小企業白書から出題されること、政策パートで出題される関連法規も改正が頻繁に行われることから、最新の情報を把握する必要があるためです。

1次試験の勉強方法(7)中小企業経営・中小企業政策
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なお「経営法務」や「経営情報システム」も、それぞれ近年の法改正やIT系ガイドラインの施行などで、出題論点が変化する可能性は比較的ありますが、テキストや問題集を丸ごと買い直すほどかというと…。最新の内容は予備校が予想した問題ですので、出題されないことも多いです。

ちなみに「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」は本当にほとんど変わりません。私は「財務・会計」のスピード問題集を2015年度版と2021年度版の2つ持っていますが、ほぼ同じ内容で数字が少しずつ変わっているくらいでした。

結論(再)

というわけで、出題論点の観点では、1次試験のテキスト・問題集は買い直す必要は基本的に無いです。ただし、「中小企業経営・中小企業政策」は買い直しましょう。

また、前回の1次試験から5年以上経って受けるような場合は、「経営法務」や「経営情報システム」は購入しておいたほうが無難かもしれません。

新しく買って気分転換したいんだけど、という方はもちろん買ってください。モチベーションを上げることは割と真面目に合格率を上げる手段なので。

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