四日市市の都市計画道路の紹介〜稲葉町大井手線(西新地久保田線・湯の山街道・柳通り・国道164号)

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現在暮らしている三重県四日市市や周辺の気になる情報も、ときどき発信していきます。

今回は四日市市都市計画道路・稲葉町大井手線の紹介です。

概要

  • 名称:3・3・5号 稲葉町大井手線
  • 車線数:2(稲葉町から中部交差点まで)、4(中部交差点から久保田橋南詰交差点まで)、2(久保田橋南詰交差点から四日市鈴鹿環状線まで)

国道23号との四日市市北納屋町交差点から久保田橋南詰交差点までは「柳通り」の愛称が付いています。久保田橋南詰交差点から新尾平橋南詰交差点までは国道477号「湯の山街道」の一部です。

一方で、稲葉町交差点から中部交差点までは国道164号の一部、そして中部交差点から(おそらく)久保田橋南詰交差点までは西新地久保田線呼んでいるようで、区間によって複数の名前を使い分けるスパイのような路線です。

沿線の見どころ

稲葉町〜国道23号

東端の起点から稲葉町交差点までは完全に生活道路で道幅も狭いです。

稲葉町交差点から西に国道23号との四日市市北納屋町交差点までは、国道164号の一部ということもあり、四日市港エリアと行き来するトラックなども多く通ります。その割に歩道が無いのでけっこう危ないです。

国道23号〜国道1号

国道164号としての区間が続きます。国道23号から西に進むと、いきなりだだっ広い歩道が出現します。現状2車線ですが計画4車線なので将来の拡幅用地を含んでいます。その割に歩道橋の位置が拡幅を全く考慮していないので訳が分かりません。

途中でJR関西線と平面交差しますが、四日市駅に近いこともあってか踏切は長い時間閉まっており、踏切待ちで長蛇の列が形成されます。

踏切の西側より撮影

金場新正線から国道1号までの間、南側にカンガルームという病児保育室があります。子どもが病気回復期でまだ保育園に預けられないけどどうしても仕事を休めないとき、大変お世話になります。

病児保育室カンガルーム | 三重県四日市市 医療法人里仁会
三重県四日市市の医療法人里仁会が運営する「病児保育室カンガルーム」のご案内ページです。ご利用案内、当日お持ちいただくもの、保育室での一日を掲載しています。

国道1号〜久保田橋南詰交差点

晴れて4車線になる区間、またの名を西新地久保田線です。途中で近鉄名古屋線の高架をくぐります。

飲食店やスーパーなど商業施設が多く、一日を通して交通量が多いです。特にマクドナルドの人気が高くドライブスルーの車列が公道まで続いています。

川原町通りを過ぎると三滝川の堤防上に上がります。北側の歩道は久保田橋の歩道に接続しますが、南側の歩道は消滅するので、歩行者が湯の山街道方面に向かうことは極めて危険です

久保田橋南詰交差点〜四日市鈴鹿環状線

湯の山街道」の一部であり国道477号でもある区間。2車線となり歩道も消滅するため、自転車はともかく歩行者には無謀な道路になります。東名阪自動車道の四日市ICや菰野市へ向かう途中の道以上の存在ではなく、すぐに通り過ぎる区間です。

ランニング・サイクリングの走りやすさ

国道23号から東は歩道が無くトラックも通るので少し危ないです。ただ区間は短いですし、稲葉町交差点で南西方面(稲葉町末広線、同じく国道164号)に行くと歩道があり走りやすいので、よく我慢して走っています。

国道23号から西は歩道が広く走りやすいです。ただ国道1号までは歩道が砂利で、慣れるまで少し気になります。また踏切はもちろん大きな道路との交差点も多いので、信号で待たされることが多いです。

川原町通りから西に向かう場合、北側の歩道から久保田橋方面に抜けましょう。国道477号バイパスや泊鵤線は歩道があり走りやすいです。一方で湯の山街道へランニングするのは全くおすすめしません。歩道が無く車に轢かれそうになります。自転車で川島方面に向かうには通らざるをえないのですが、やはり車のプレッシャーを受けながらになります。

今後の展望

4車線化

国道23号から国道1号までは2車線ですが、計画上は4車線であり、歩道も広いので4車線にするのは用地確保の面ではそんなに大変ではありません。また渋滞が激しいかというと(踏切を除いて)そこまででもなありません。さらに四日市市は将来の交通量が減少すると予測(西新地久保田線と表現)しています。北勢バイパスが国道477号バイパスまでつながると増えそうな気もしますが…。

鉄道との立体交差

柳通りの大きな問題が、JR関西線との平面交差と踏切の渋滞です。

踏切の西側より撮影

四日市駅エリアはJR関西線を横断する道路がいくつかありますが、全て平面交差であり踏切があります。しかも四日市駅やコスモ石油の出荷場が近く貨物列車も多く通るので、遮断時間が長いです。立体交差する道路は、南は千歳町小生線(臨港通り)、北はなんと富田山城線(県道64号)までありません。

そんなわけで、立体交差化すれば、周辺の並行路線も含めて渋滞が一気に解消すると思うのです。どうにかなりませんかね、四日市市?道路整備の方針で明記してもらいましたし。

久保田橋周辺においては、北勢バイパスと国道477号バイパスの接続により、交通量が増加することが予測されたことから、インターへのアクセス強化や交通分散を図るため、容量的に余裕のある西新地久保田線から国道477号バイパスへの効果的な接続や、課題となっている国道164号のJR関西本線踏切部の渋滞緩和など、周辺の道路も含めた改良案を検討するとともに、事業化に向けて関係機関と協議を行います。

道路整備の方針について(令和3年度~) | 四日市市役所 (yokkaichi.lg.jp)

個人的には、JR関西線を高架にする連続立体交差事業のほうが、柳通りだけでなく周辺の複数の道路を一気に立体交差化できると思うので、おすすめです。

「JR関西線とJR四日市駅の高架化」を実現するためには何が必要なのか?
四日市市の中心市街地をさらに活性化させるために効果的な「JR関西線とJR四日市駅の高架化」と、その実現に向けた課題を簡単に考察します。

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