赤ちゃん返りと上手につき合う

育児

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は赤ちゃん返りが我が家に与えた大きな影響について紹介します。
同じく赤ちゃん返りでママが大変な思いをしている、もうすぐ二人目が生まれて赤ちゃん返りが心配、というパパがいれば、上手なつき合い方としてぜひ参考にしてください。

長男の赤ちゃん返りと妻の疲弊

皆さんも赤ちゃん返りという言葉はご存じかもしれません。
下の子が生まれると、ママやパパが取られると思った上の子が、赤ちゃんのように甘えん坊になったりわがままを言ったりするようになることです。

我が家でも、2021年4月に次男が誕生したとたん、長男(当時2歳5ヶ月)の赤ちゃん返りが始まりました。
はじめのうちは以下のような感じでした。

  • それまで手をつないで歩けていたのに、抱っこしないといけなくなる。
  • キッチンに行くにもトイレに行くにも、常についてくる。
  • 途中までは自分で着替えてくれていたのに、手伝わないと着替えてくれなくなる。

長男が保育園を育休退園した7月以降は、さらにひどくなります。

  • 出かけた先、車を降りたらずっと抱っこ。1時間以上の抱っこもしょっちゅう。
  • ママが次男を抱っこしていてもお構いなしで抱っこをせがみママが両脇に子供を抱える羽目に。
  • ママが相手にしてくれない間は何十分もギャン泣き
  • 次男が抱っこしてもらったりおもちゃを持ったりすると、次男を突き飛ばす
  • ご飯を食べたりテレビを観たりするときは、常にママの膝の上。
    出かけない日は一日のうち8時間ずっとママの膝の上なんてことも。

ご覧の通り、長男が甘える相手は常にママというのがさらにやっかい。
男の子だとママに寄っていきやすいというのは、やはり本当なのかもしれません。

私も育休退園に合わせて育休を取りはじめたので家にいたのですが…力不足です。

長男が家に一日中いて相手しなければならず、しかも大声とか泣き声でストレスも溜まり、妻が日に日に疲弊していくのを感じました。

※「育休退園」については、以下の記事をご参照ください↓↓↓

https://childcare-smec.com/2022/02/08/why-longterm-childcareleave/

私の育休延長へ

そんな赤ちゃん返りの長男を抱えながらも、家事や次男の世話を私が担当することで、まだ何とか耐えていたわけです。

ところが、私の育休は11月で終わってしまいます。
そこから長男が保育園に入る前の3月いっぱいまでは、休日はともかく平日は完全に妻のワンオペ育児になってしまいます。
そんな状態になった家を置いて、本当に職場復帰していいのだろうか……?
毎日のように悩みました。

9月のことでした。
育休を3月いっぱいまで延長しようと思う」と妻に打ち明けました。
妻も念願かなった提案だったようで、おおいに喜んでくれました。

上司への相談や延長の手続きなどを9月中に済ませ、覚悟は決まりました。

対策:ママ、消える

妻の長期ワンオペ育児は回避したものの、依然として長男の赤ちゃん返りによる妻の負担は続いていくわけですが、ある日ふと気づくわけです。

あれ、ママがいなくなると万事解決では?

世の中のママの大半を敵に回しそうな表現ですが、我が家は妻も納得しているので大丈夫!なはず!
一部繰り返しになりますが、ママがいる場合といない場合で比較してみましょう。

ママがいる時間帯

パパ家事と次男のお世話を担当するも、ママに気を使ってスマホをいじったり作業をしたりすることをためらい、自由時間が取れないことにモヤモヤ
ママ長男を常に抱っこもしくは膝の上、次男の授乳もあるので疲弊。テーブルから動けずぐったりしながらスマホをいじるしかない。
長男ママの抱っこか膝の上がもはや定位置の第一王子。ママが離れていくとママが部屋にいる間はずっとギャン泣き
次男のびのびとできるのは授乳くらいで、ママと遊びたいし抱っこしてほしいのに長男の暴行を受けて文字通り泣きを見る。

ママがいない時間帯

パパママと違って子どもが常に寄ってくるわけではなくテレビやスマホで自由時間。次男が泣いてもおんぶひもで寝かせれば両手が空くので家事もスムーズ
ママ別室で一人になるだけでも良い休憩に。あるいは一人で買い物やヨガに出かけて、リフレッシュして帰ってくる。
長男ママと別れた時点ではギャン泣きするが、なぜか数分後にはケロッとして、おもちゃやYouTubeで一人遊び。
次男授乳以外でママを求めて泣くことは少なく、おもちゃで一人遊び。眠くなればパパの背中でお昼寝。長男に殴られる心配もなし。

…というわけで、ママがいない間は全員がハッピーになるんですね!
子どもってママがいると寄っていくけど、いなければ自分でやりたいようにやるんです。

重要なのは、一見してワンオペ育児になるにもかかわらず、私の自由時間がより長く確保できること
同じリビングダイニングには居ますが、まるで託児室の隣から子どもたちを見ているくらいの感覚で、自分の趣味を満喫できています。

このことに気づいてからは、妻は別室に行ったりお出かけしたりを積極的に取り入れて、ストレスとうまく付き合っています。
一日中というわけにはなかなかいかないので、お昼から夕方までということが多いです。
それでも数時間ぶりに子どもと触れ合う妻の顔は晴れやかに見えるようになりました。

もし同じような境遇のママを抱えるパパ、もうすぐ二人目が生まれて赤ちゃん返りが心配なパパ。
ママの一人の時間を作ってあげる環境づくりを提案してみてはいかがでしょうか?
「子どもを置いて自分の時間なんてとんでもない!」と思っているとしたら、その固定観念を捨てることこそが、上手な育児の秘訣だと思います。

振り返り

さて対策を立てて実行して終わりではなく振り返りも重要です。PDCAサイクルを回しましょう。

ママが消えるようになって良かった点は、すでに書きましたが妻がリフレッシュできるようになったこと。
そうすると負の感情がリセットされ愛情一番で子どもと接することができると妻は言います。

問題点としては、久しぶりにママと会ったタイミングでは子どもがより激しくママに寄っていくこと。
まあリフレッシュしたあとであれば、これは妻にとってむしろ嬉しいことらしいです。

4月からは私が職場復帰するとともに長男が保育園に入れるため、平日は妻と次男だけのまったりとした時間が訪れるでしょう。
それまでの時限的措置としては十分だったと思いますし、休日の過ごし方としては引き続き使えそうです。

常に満点を目指すよりもほどよく手の抜き方を考えるのが育児では大事です。
つぶれたら終わりですからね。

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