ママが出産で入院中、パパと上の子はどう過ごしたのか?〜或る家族の例

育児

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は、妻が次男の出産で入院した4泊5日、長男が私とどのように過ごし乗り切ったのか、振り返ります。

出産当日

ママ突然の入院

その日も普段と特に変わらない朝から始まりました。予定日2日前とはいえ妻も元気な様子で朝の家事をしていました。

ただ、私が長男と出発するころ、「少しおなかが痛い気がするので病院に行ってみる」と妻が言いました。長男は電車で送迎する予定ではありましたが、念のため車を置いてタクシーで病院に向かってくれました。のちにこれがファインプレーであることがわかります。

長男を保育園に預けて職場に着き、ふとLINEを見ると妻から「とりあえず入院決定」との連絡が。まさかの急展開に驚きを隠せませんが、はやる気持ちを抑えながらも仕事しながら応援することにします。

本当は仕事を切り上げて病院に向かい、出産に立ち会いたかったのですが、新型コロナウイルスの流行により、立ち会いがパパひとりだけというルールになっていました。え、それなら長男が保育園にいる時間帯であれば立ち会えるのでは?と思ったそこのあなた。よくぞ聞いてくださいました。

実は4月始めで保育園も慣らし保育の期間で、その日は長男が11時降園だったんです。さすがに長男だけ置いて立ち会いに行くこともできず、長男を保育園に迎えに行ったあと、家で長男と一緒に応援することにします。

いつのまにか出産

11時過ぎに家に着き少しだけデスクワークしてから昼ごはんを長男と食べていると、12時半ごろ妻からLINEが。

生まれました

まず思ったのが、早くない?ということ。入院決定してから3時間くらいで生まれちゃうもんなんですか?長男は誘発したうえで3時間だったので確実に早くなっています。これが経産婦か。

次に思ったのが、余裕じゃない?ということ。出産ってものすごい体力を使うらしいのに、生まれてから5分たたないうちにLINEが送れるもんなんですか?これが経産婦か(2回目)。あとで超安産だったね!と言ったら妻に怒られましたごめんなさい。

そんなわけで可愛い次男が誕生しまして、がんばった妻にも感謝しかありませんが、ここから妻が入院している間、長男と二人きりの4泊5日が幕を開けます。

私がやるしかない!

父子4泊5日の過ごし方

日程

出産当日が月曜日だったので、妻と次男が入院する4泊5日はすべて平日という恵まれた(?)日程でした。おかげで長男は少なくとも昼間は保育園に行けて暇を持て余すこともなかったはずですし、私も一日中育児で疲弊することもありませんでした。保育園は偉大ですね…。

夜ごはん

当時2歳5ヶ月の長男は、保育園で給食も食べていますし、大人とだいたい同じものを食べてくれます。ただ、この4泊のメインはカレーライス、ハヤシライス、焼きそば、納豆ごはんでした(順番は忘れました)。似たような2つがあるし最後のは料理とも呼べない気がしますが、結局は子どもが好きなメニューがいいよね!

睡眠

これが最も大変でした。

当時、寝かしつけまでは私が担当していましたが、その後は妻も同じ寝室で寝ていました。そのため、出産前日まで、長男はママと離れて寝た経験がありません

さらに当時の長男は厄介な習慣が3つありました。

  1. 寝かしつけのときに、ミルクを哺乳瓶で200mlほど飲まないと寝ようとしない。
  2. 夜中に一回夜泣きし、その際も寝るためにミルクを哺乳瓶で200mlほど飲む。
  3. 妻の存在に気付くと寄っていき、服の中に手を入れておっぱいを触りながら眠る。

1.と2.のせいで朝起きるとオムツから漏れているのは日常茶飯事で慣れたものでしたが、特に3.が入院中にどうなるか心配でした。

※ブログで公開することは妻も了承済みです!

初日の夜、寝かしつけまでは順調に終わりましたが、この日は隣にママはおらず私だけです。私も遅れて寝床に入り、やがて夜も更けてきたころ、なにやら布団に入ってくる気配が…。

なんと長男が寝ぼけて、私をママだと勘違いし、服の中に手を入れてきます!そして存在しないおっぱいを必死に探し続けています!白目をむきながら!

なんだか可笑しくなってきたので5分ほど放置していましたが、一向にやめる気配が無いので、ついに長男に「パパだよ」と声をかけます。すると白目をむいていたのが一気に目を開き、私と目が合ってすぐ飛びのいていきました。そして自分の布団の上で強烈に泣き叫びます

実際は布団の上でしたが

普段の夜泣きならミルクを差し出せばすぐ飲み始めるのですが、この日はママがいない事実を受け止められないのか、作ってきたミルクも飲まず泣いたままです。話しかけたり背中をさすったり、いろいろ試してみても効果はありません。どうすればいいのよ…と途方に暮れていると、30分ほど泣いて疲れたのか、ようやくミルクを飲み始めてくれ、やがて眠っていきました。

初日はこんな感じでしたが、2日目以降はママがいないことをわかったためか、さすがにおっぱいを探しに来ることはなくなりました。ただ夜泣きがいつもより激しいのは、4泊の間ずっとでしたね。ママへの愛情が感じ取れる出来事でした。

朝の準備

夜の絶叫がウソのように朝は機嫌の良い長男。おかげで洗濯、朝ごはんや保育園の準備は邪魔が入らないのですが、それにしても普段は二人で分担している作業も一人だけだと時間のかかること!特に保育園の準備は、いつもは妻に任せていたので、久しぶりにやると持ち物の多さと大変さがわかります。気づけばあっという間に出発の時間、毎朝あわただしく出かけていました。

保育園の送迎

妻が臨月を迎えてからは保育園の送迎は私がやっていたため、送りも迎えも長男は特に変わりありませんでした。どうしても車で送迎になるのですが、そこは車を置いていった妻のファインプレーでした。保育士さんたちに次男誕生の報告をしたらめちゃめちゃ盛り上がってくれて、こっちまで楽しい気持ちに。

ただ、保育園から連れて帰るたびに、長男が「ママ〜?」と家中を探すのが何とも切ないというか愛おしいというか。もうちょっとの辛抱だよ。

母子退院の日

てんてこまいの4泊を終えて5日目、ついに退院の日です。この日は休暇をいただいたので、いつものように長男を保育園に預けたあと、そのままクリニックへ向かいます。

コロナ禍で出産に立ち会えなかったのは残念でしたが長男のときに経験していますし、退院に迎えに行けただけでもよかったです。新生児を見るのは2度目ですが、兄弟でも違った見た目や仕草があり飽きませんね。さっそく夜中に寝ぼけて存在しないパパのおっぱいを探す長男のエピソードを話すと、妻は爆笑していました。

そして長男を保育園から連れて帰ると、久しぶりにママに会えた喜びが振り切ったのか、長男はずっと走ったり踊ったりしていました。あと初めて見た次男のことが最初は不思議そうでしたが、やがて頭をなでてあげるようになり…ほんと家族っていいなあと思いましたね。

振り返って

妻が本当によくがんばったのはもちろんですが、長男もよくがんばってくれました。保育園のおかげもありますが、ママのいない数日を夜以外は手がかからず過ごしてくれました。

あと育児や家事について属人化の解消を進めておいて本当に良かったと思います。もし妻に全て依存していたら変な話、朝の準備だけで一日が終わるんじゃないかと思いました。もともと残業はほとんどしないタイプでしたが、それにしても仕事への影響をかなり少なく抑えることができました。

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そんなパパと長男の濃厚な5日間でしたが、その後の賑やかで大変な2人子育てを思えば、今では楽しい思い出の1ページです。

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