中小企業診断士を目指したきっかけ〜気軽に始めてみましょう

中小企業診断士

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

今回は、私が中小企業診断士を目指したきっかけを紹介したいと思います。 

きっかけはささいなことから

はじめはMBAから経営学について興味を持った

私が中小企業診断士というものを知ったのは、2014年になります。 
実際に受験した2021年の、7年も前だったんです。 

最初のきっかけは、会社の先輩が社内制度でMBA取得を目的に海外へ留学したことです。 

MBAとは経営学修士(Master of Business Administration)のことで、その名の通り経営に関する学問を修めた人に与えられます。

経営学部自体は日本でも多くの大学院に設置されてはいます。
しかし世界に認められるような国際認証を受けるほどの大学院は日本で数えるほどしかなく、またアメリカなど海外のビジネススクールで取得するほうがより高い評価を受ける傾向にあることから、海外留学してMBAを取得する方も多いです。

あとは、日本の大学院だと勤務後の通学とする方も多いですが、それよりもまとまった期間で海外留学するほうがかえって効率的、という考え方もありますね。
もちろんお金は海外のほうがずっとたくさんかかります。

その先輩は私と同じく研究開発職だったのですが、MBA取得後は事業管理部門に異動して事業の成長に大きく貢献されました。

周囲にMBAや診断士の方がいたので、自分も経営学に興味を持った、 という方は多いのではないでしょうか?
自分の所属する部署や会社に経営学を取り入れて組織を高度化させていき、成長、深化させたい。
まさに私もそうでした。 

経営学の勉強としての中小企業診断士試験

ただ個人的な事情もあって、海外留学や勤務後通学をすることはできそうになかったため、 MBA取得自体はすぐに断念しました。 

しかしMBA以外にもう一つ、中小企業診断士が経営学に関する資格として出てきました。 

ふむふむ…これなら試験に受かるだけで取れそうじゃん!
(←実務補習のことはまだ知らない) 
とサクッと考え、さらに調べてみることにしました。

すると、一次試験で7科目もあることがわかり、若干ためらいを覚えはじめながらも、「企業経営理論」という科目があり、まさに経営学について問うものだと気づきました。

まずはこの企業経営理論をサクッと勉強することで経営学を知ろう!と思い立ったわけです。

1次試験の勉強方法(3)企業経営理論
このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。 今回は一次試験の科目「企業経営理論」の独学・無理なし・コスパ良しな勉強方法を独自色強めに紹介...

他科目への心移り、そして中断へ…

やっぱり資格取得も捨てがたい

ただ、さらに調べていくうちに、「せっかくだから試験に受かって資格も取りたいな」と思ってきました。
これは正解だったと思います。いくら経営学を学びたいと言っても、実際の組織に応用するには、ほかの6科目だって重要な知識ですから。

ただ、7科目を一気に始めるほどの勇気がでない私、まずはお試し感覚でできることを探します。

そこでブログなどで受験の体験記を読み進めてみると、「経済学・経済政策」「財務・会計」は基礎知識からしっかり理解したほうがよい科目だと感じました。

そこで、まずはこの2科目だけ始めてみて、歯が立たなければサクッと辞めてしまおうと考えました。

さっそく「経済学・経済政策」のスピードテキストでインプットを開始します。独学です。

中小企業診断士 2022年度版 最速合格のためのスピードテキスト 4経済学・経済政策 [ TAC中小企業診断士講座 ]

理系出身で経済学を学んだことのない方はぜひ「経済学・経済政策」を勉強してみてください。
経済活動が数学で説明できる感動を私は味わいました。

2015年の春ごろまででしょうか、順調に知識を習得していき非常に楽しんでいたことを覚えています。

1次試験の勉強方法(1)経済学・経済政策
このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。 今回は一次試験の科目「経済学・経済政策」の独学・無理なし・コスパ良しな勉強方法を独自色強めに...

サクッと始めると、中断するときもサクッと

ところが2015年の夏に差しかかると、引っ越しと入籍という大イベントを立て続けにこなすことになります。こればかりはタイミングですからね。

ここで勉強からしばらく離れてしまい、やがて中小企業診断士のこと自体も思い出さなくなり…

しばらく中断、ということになるのでした。

サクッと始めたものはサクッと中断してしまう。
参入障壁が低いものは退出障壁も低い、ということと似ていますね。

やりたいときにやればいいんです

こうして振り返ってみると、勉強が続かなかったお前の失敗談じゃん、と思われるかもしれません。
(否定するつもりもありません)

でも資格の勉強だって、やりたいときにやって、休みたいときは少し休んでもいいと思うんです。
本当に取りたい資格なら、また戻ってきたときに過去の勉強が無駄ではなかったことを実感するはずです。
私が勉強していた「経済学・経済政策」も、のちに5年ぶりに読み返すと、みるみるうちに思い出したものです。久しぶりに乗った自転車と同じです。

資格を取りたい、でも予備校とか通信講座でプライベートがつぶれるのも嫌だし…と考えている方。
まずは1科目から、独学から、無理のない時間で始めてみませんか?

人生は十分に長いですよ。

合わせてとうぞ

今回は私個人の体験を紹介しましたが、より広く詳しく中小企業診断士のことを知りたい方は、以下のサイトもご覧ください。

中小企業診断士の年収は平均700万?稼ぐための方法と独立の将来性についても解説
「中小企業診断士の年収は、どれくらいだろう?」 「中小企業診断士として稼ぐにはどんな方法があるの?」 中小企業診断士とは、企業の経営状態を分析して、売り上げをアップするための解決策を助言・提案する職業を指します。経営分析 ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました