現在暮らしている三重県四日市市や周辺の気になる情報も、ときどき発信していきます。
今回は四日市都市計画道路・阿倉川西富田線の紹介です。
概要
- 名称:3・4・22号 阿倉川西富田線
- 車線数:2
中心市街地より北方に位置する複数の住宅街を結ぶ生活路線です。比較的新しく作られた路線で、途中では田園風景も楽しめます。
沿線の見どころ
西阿倉川~霞ヶ浦羽津山線
町名は西阿倉川から路線がスタートです。起点は赤堀山城線との交差点になっています。このあたりは田畑が多くのどかな雰囲気です。
北東に少し進むと、左手にフランス国旗が見えてきます。ヤマダ エクレール アン コワンというレストランで、フレンチながらも比較的入りやすい雰囲気です(予約がベター)。テイクアウトのお弁当も販売しているようです。
信号を一つ越えると丘を登っていきます。しばらくは住宅街の中を通っていき、良い雰囲気が漂っています。丘を登りきって少し進むと、右手に山手中学校が見えてきます。そして山手中学校のある角が、三重橋垂坂線(山手通り)との交差点です。
山手通りを過ぎると、路線幅が狭くなります。阿倉川西富田線で唯一の未整備区間の始まりです。ここからはやや古い家が増えてくる印象で、かつドラッグストアやスーパーマーケットなど商業施設も現れます。そして丘を下っていき、霞ヶ浦羽津山線との交差点に到着します。
霞ヶ浦羽津山線~西富田
霞ヶ浦羽津山線を越えた少し先では三重県道9号四日市員弁線と交差します。この2路線と行き交う車はかなり多く、それは周りに羽津や別名といった大きな住宅地があるためです。そこから先は再び路線幅が十分に広くなり、車道も歩道も通りやすくなります。
さらに進むと米洗川(よないがわ)と交差します。ここを越えると一気に田園風景に変わります。沿線で目立った建物は羽津北小学校くらい。田んぼの向きを無視して突っ切っていく様は、比較的新しい道路の典型ですね。途中で富田山城線(三重県道64号上海老茂福線)という高規格路線と交差します。
県道64号を過ぎてもしばらくは田園風景なのですが、やがて書店やスーパーセンターがにわかに出現します。シャトレーゼの工場直売店もあります。実はここまでくると近鉄富田駅の徒歩圏内になるので、沿線は多くの住宅が広がっています。そして富田萱生線(三重県道8号四日市鈴鹿環状線)と交差し、阿倉川西富田線としての終点となります。
とはいえ、その先にも道路としては続いていきます。この区間で海側に見えるのが、フレスポ四日市富田という商業施設、そして複数の大規模分譲マンションです。近年の富田エリアの発展は、この大規模分譲マンションの相次ぐ進出と一体で進められています。マンション群の北端で東海道と交差し、ようやく現道としても終わりを迎えます。
ランニング・サイクリングの走りやすさ
全区間を通して走りやすいです。歩道が広いのでランニングのコースとして重宝します。山手や別名のあたりは少しアップダウンがありますが、それもまた魅力の一つです。
大きな特徴として、歩道と車道の段差が無い区間が多いことが挙げられます。つまり、自転車で歩道を走る際にも大きなストレスがありません。もちろん、車道の路肩も広いので、そちらを走ることも問題ありません。
今後の展望
赤堀山城線との交差点の改良
阿倉川西富田線の起点は赤堀山城線との交差点ですが、少しずれた位置に野田方面の市道があり、クランク状の交差点となっています。信号のパターンが複雑で渋滞も発生しているのですが、この市道と阿倉川西富田線を直進させるための交差点改良工事が進められています。交差点を仮の位置にずらしたり、用水路を渡る橋を新設したりと、大掛かりな工事となっていますが、令和4年度中に切り替えが完了する予定です。
一部区間の歩道拡幅
唯一、三重橋垂坂線から霞ヶ浦羽津山線までの区間は、歩道が比較的狭いため、歩行者同士ですれ違うときに少し気になります。計画幅員よりも狭いので、いちおう広げる動機は四日市市としてはあるはずですが、なにぶん古い住宅が沿線に多く立ち並んでいますので、それらの土地を収用してまで歩道を広げるかと言うと…我慢して通るしかないですね。歩道があるだけマシというものです。
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