令和5年度の2次試験を受けないなら「ふぞろい16」はいらない(かも)

中小企業診断士

このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。

2次試験の参考書として有名な「ふぞろいな合格答案」シリーズ。仮に受験が次年度以降でも最新年度版を揃えたくなりますが、買わないという選択肢もあるということを紹介します。

2次試験の勉強に使用する参考書

中小企業診断士2次試験の参考書は以下の通りいくつかあります。

  • インプット系 例:全知識、全ノウハウ(同友館)
  • 問題演習系 例:集中特訓(TAC)
  • 過去問題集 例:第2次試験過去問題集(TAC他各社)、ふぞろいな合格答案(同友館)

この中でも必須なのが過去問題集で、さらにその中でも「ふぞろいな合格答案」シリーズが、キーワード採点という異色な構成と緩い会話形式で受験生に根強い人気があります。

中小企業診断士2次試験の過去問題集は「ふぞろいかそうでないか」である
2次試験に独学で合格するために必要な過去問題集の選び方を、簡単な2択で紹介します。

この「ふぞろいな合格答案」シリーズですが、1年度分のみ収録されています。基本的には最近の年度を重点的に解くべきで、最新年度版は必須といえます。令和5年度の2次試験を受験する方は、令和4年度の2次試験が収録されている「ふぞろい16」を用意しましょう。

令和5年度に受験しない方は「ふぞろい16」は不要かも?

さて令和5年度の2次試験の受験が叶わなかった方は、引き続き令和6年度の受験と合格を目指すことになると思います。その場合、令和5年度の2次試験を収録した版(ふぞろい17?)が出版されるはずで、同様の理由で最優先に入手すべきです。

とはいえ、最新年度だけだと演習量が心もとないので複数年度を揃えるべきで、そこに令和4年度の過去問も入ってくるのが自然ですが、令和5年度の受験者と同様に、令和6年度受験見込みの方も同様に「ふぞろい16」を購入する必要があるのでしょうか?

個人的には、必須ではないと思っています。

理由は、「令和3年度と令和4年度の過去問をまとめて収録した「ふぞろいな答案分析」「ふぞろいな再現答案」が令和6年度に出版されるはずだから」です。

これまでも2年に一回、2年前と3年前の過去問をひとまとめにした「ふぞろいな答案分析」「ふぞろいな再現答案」が出版されており、おそらく令和6年度も出版されるはずです。そしてその対象は令和3年度と令和4年度の2次試験で、それぞれ「ふぞろい15」「ふぞろい16」にあたります。ですので、「ふぞろい16」を令和5年度の時点で買わず、令和6年度に入ってから対応する「答案分析」「再現答案」を買えばよいとすることもできます。

さらに、受験生の答案や当日の解き進め方をまとめた「再現答案」パートは、キーワードと部分点が載った「答案分析」パートよりも、重要性が低いと個人的に考えます。したがって、「ふぞろいな答案分析」のほうだけ買えば、二年分の過去問が一冊分の価格で手に入ります。

以上より、令和5年度の2次試験を受験しないのであれば、「ふぞろい16」の購入は見送り、令和6年度に出版されるはずの「ふぞろいな答案分析」を買う手もアリ、ということになります。メリットは、一冊分の購入費用の削減と本棚の余裕、そして「ふぞろい16」争奪戦に敗れた場合でも悲観することはないという安心感です。

もちろん早めに買っておくのも、演習を早めに始められるのと、モチベーションを高めるという側面もあるので、そこは各自の判断でいいと思います!

令和5年度受験生は「ふぞろい16」だけでなく「ふぞろい15」も

繰り返しになりますが、令和5年度受験生は令和4年度の過去問を収録した「ふぞろい16」をぜひ入手しましょう。同時に、「ふぞろい15」も入手してください!

これは、令和3年度の過去問を収録した「答案分析」「再現答案」の出版は上記の通り令和6年度の見込みで、令和5年度のうちに触れられるのが「ふぞろい15」のみのためです。二年おきに状況が変わるので注意しましょう。

全ての診断士受験生は「ふぞろい15」を買おう
中小企業診断士試験の受験者の皆さん、「ふぞろいな合格答案15」だけは1次試験合格を待たず買っておきましょう!その理由を紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました