このブログでは、ごく普通の30代男性会社員が9ヶ月と長期の育休取得し、 その期間も生かして独学で中小企業診断士試験に合格した体験を発信しています。
中小企業診断士試験の受験者の皆さん、「ふぞろいな合格答案15」だけは1次試験合格を待たず買っておきましょう!今回はその理由を紹介します。
中小企業診断士試験の概要
中小企業診断士になるためには、まず年一回の試験に合格しなければなりません。例年8月ごろに全7科目・択一式の1次試験が行われ、合格者は10月か11月に全4科目・記述式の2次試験を受けることができます。そこでも合格基準に達し、最後の口述試験もパスすれば、試験合格となります。
私は他の記事で、2次試験の勉強は1次試験の後に始めるという選択肢も妥当だという考えを紹介しました。
しかしその場合でも、2次試験の参考書である「ふぞろいな合格答案15」だけは、1次試験の前であっても、発売されてすぐに買ってよいと思います。「ふぞろいな合格答案」シリーズは同友館より出版されている、過去問をもとにした参考書で、以下の記事でより詳細に紹介しています。
「ふぞろい15」を買うべき理由
それでは、なぜ「ふぞろいな合格答案15」をすぐに買うべきなのか、主な理由を3つ紹介します。
1次試験のモチベーションを上げるため
試験制度上、1次試験を突破しないと2次試験を受けることはできません。ですから、まずは1次試験の合格を盤石にしておきたいところです。
そんなときでも、1次試験の参考書と同じ本棚に2次試験の参考書である「ふぞろい15」が置いてあると、2次試験を何としても受けたい、と思ってきませんか?ひいては1次試験の勉強のモチベーションが上がることにつながります。
それなら他の参考書でもいいんじゃない?ということになりますが、理由はこれだけではありません。
今年度も来年度も品薄になるため
「ふぞろいな合格答案」シリーズは、非常に人気の高い参考書です。その割に出版数が少なく、1次試験翌日の自己採点で合格の見込みが立ってから買いに行くと、売り切れている可能性もあります。いちおう書店などの通販サイトでも購入できますが、届くまで数日かかります。2次試験までの期間が限られるなか、この数日が不利になりかねません。
加えて、「ふぞろいな合格答案15」は令和4年度はもちろん、令和5年度はさらなる品薄が予想されます。
2年に1度、過去2年分をまとめて収録した「ふぞろいな答案分析」「ふぞろいな再現答案」が出版されますが、「ふぞろいな合格答案15」の対象年度でもある令和3年度試験の収録は、今年度でも来年度でもなく、再来年度になります。したがって、令和5年度の受験生が、令和3年度の過去問を「ふぞろい」シリーズで解きたい場合は、約2年前に出版された「ふぞろいな合格答案15」を購入するしかないのです。残念ながら令和4年度試験で2次不合格、もしくは1次不合格により2次未受験となったとしても、令和5年度試験でも使用することになるため、早めに持っておいて損はありません。
同じことは私の受験した令和3年度にも起きました。令和2年度の試験を収録した合格答案14は出版してまもなくということもあり書店で購入できたのですが、令和元年度の試験を収録した合格答案13は書店の実店舗で取り扱っていませんでした。書店のオンライン販売サイトでも在庫無しという状態が続いたため、私は合格答案13の購入はあきらめ、合格答案14、答案分析5、答案分析4の計5年度分で受験勉強することとなりました。合格できたものの、令和元年度だけ抜けた状態というのはモヤモヤさせられました。
もし必要なくなっても処分しやすいため
「ふぞろいな合格答案15」が品薄という事実は、希少価値が高く、古本であってもフリマアプリなどで比較的高値で売れるということも意味しています。合格してからはもちろん、残念ながら不合格となり再受験を断念した場合も、日本のどこかにいる他の受験生に合格を託すという気持ちで出品してみることで、簡単に処分できてさらにお金ももらえる見込みが高いです。
使う可能性が少しでもあれば購入を
いかがでしたか?そもそも参考書は実際に買って使ってみないと自分に合っているかわかりませんが、もし処分しやすいとあれば、いくらか気軽に購入することができますよね。
少なくとも令和4年度か令和5年度に合格を目指して受験するのであれば、ぜひ「ふぞろいな合格答案15」を早めに購入しておきましょう。発売前も予約が可能です。
なお、上記で説明した通り、奇数番目の合格答案が出版後2年は品薄になりやすいので、令和6年度以降に受験される方も覚えておくと有利ですよ。逆に偶数番目の合格答案は最新年度版でなければ入手を見送る手もあります。
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