現在暮らしている三重県四日市市や周辺の気になる情報も、ときどき発信していきます。
今回は四日市都市計画道路・堀木日永線の紹介です。
概要
- 名称:3・4・24号 堀木日永線
- 区間延長:2,630m
- 計画幅員:16m
- 車線数:2
近鉄四日市駅の西側を南北に貫く路線です。距離は短いものの、複数の東西交通を接続させる重要な役割を担っています。全線が計画通り開通しており、歩道も車道もかなり走りやすく快適です。
沿線の見どころ
堀木〜中央通り
起点は堀木、稲葉町大井手線(西新地久保田線)との交差点です。
南進すると西側に市立図書館が見えてきます。書籍はもちろん、雑誌も多種にわたり置かれており、館内の閲覧スペースは多くの人でにぎわっています。市立図書館ですが、近鉄四日市駅の目の前、かつてのスターアイランド跡地に移転する計画が上がっているようで、成り行きを見守りたいと思います。
この路線は沿線に商業施設よりもマンションが多く、駅から少し離れた住宅街といった雰囲気です。近鉄湯の山線の高架をくぐってしばらく走ると、四日市中央線(中央通り)と交差します。
中央通り〜松本街道
中央通りを過ぎてさらに南進すると、東側は鵜の森というマンションが多く建ち並ぶ住宅街になります。西側に飲食店が複数入居するアパートがあり、このうち熊猫飯店という中華料理店は麻婆豆腐と担担麺が有名で凄まじい待ちが発生しており30分以上の待ちは当たり前です。また泊鵤線の沿線にもある蕎麦屋・どんぷくの2号店も入居しています。
南に進むにつれてさらに商業施設が増えていき、100円ではなくちょっと良い回転寿司のすしまんまん、NY風カフェのchoose+、業務用食品スーパーのアミカなどがあります。
そして千歳町小生線(松本街道)との交差点ではかなりの交通量となり、南北東西に多くの車や自転車が行き交います。
松本街道~日永
松本街道から南は、近年開通した区間となります。もともと戸建ての多い住宅地なので、スーパーマーケットくらいしか商業施設がありません。隆座(たかくら)というとんかつ屋があり、四日市名物とんてきも食べられるとあって行列ができています。
その後、まずは鹿化川を橋で越え、いったん地上に戻ります。と思ったら今度は四日市あすなろう鉄道八王子線を陸橋で越えます。そのまま天白川も超えたあたりからにわかに商業施設が増えてきますが、程なくして終点である子酉小林線(笹川通り)との交差点に到達します。
ランニングとサイクリングの走りやすさ
この路線は極めて走りやすいです。
全区間に渡り広い歩道が整備されているため、車通りの多さを気にせず安全にランニングすることができます。
さらに、起点の堀木から鹿化川を越えたあたりまでは自転車通行指導帯が用意されており、段差の無い車道を快適にサイクリングすることもできます。まあ実際は安全を優先して歩道を走ることが多いですが…。
中央通りや松本街道で信号に引っかかることも多いものの、中心市街地エリアでは随一の走りやすさだと思います。直交する路線も走りやすいものが多いため、ぜひコースに組み入れたいところです。
今後の展望
全線が開通済みの路線であるため、未開通区間の延伸など今後予定されている工事は現時点でありません。四日市市の公表した道路整備の方針(令和3年度~)にも、堀木日永線の記載はありませんでした。どちらかというと、同じく南北方向に並行する泊鵤線の4車線化が実現した際に、堀木日永線の交通量が減少するかどうか、気になるところです。
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